いまだに新型コロナは世界中で猛威を振るっています。そこで今回はウイルスに対する防衛策をお話しします。
①飛沫感染対策
咳などで発生した飛沫を呼吸器に取り込むことでおこる飛沫感染対策は、マスクとうがいです。マスクはウイルスの侵入を防ぎきることはできませんが、無症状の感染者から空気中へウイルスの放出の絶対数を減らします。ウイルスの絶対数が減れば感染確率も下がります。これは布マスクでも有効です。また、上気道の乾燥を防ぐことで気道粘膜の柔毛運動を阻害しないという効果もあります。
コロナウイルスは乾燥に弱いという特徴があります。飛沫は乾燥することで感染力を失いますから、湿度のコントロールが重要です。乾燥している空気中では1分以内で不活性化するウイルスも、湿度が高いと数十分感染能力を保持します。しかし過度の乾燥は気道粘膜の抵抗力を低下させるので、湿度を上げ過ぎないことが重要です。
それでも体表にとりついたウイルスにはうがいで対処します。うがいは水でも十分効果的ですが、イソジンのようにコロナに有効なものであればなお良いでしょう。
②接触感染対策
ウイルスが付着した手で顔のまわりを触ることで感染します。感染者から発生する鼻水などの湿性生体物質は、見かけは乾燥していても感染能力を有しているためです。これを防ぐには、手洗いです。アルコール消毒や、薄めたハイターなどの消毒を併用することも効果的です。
知る限り未曾有の状況ですが、自身でできることをおこない、この事態の収束に貢献することが大事でしょう。
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