[匠]だいとうの名工 Vol.5 株式会社タイセイ 太毅樹さん
新たな物造りのために、ゼロを創造し続ける企業
株式会社タイセイの代表取締役、太毅樹さんは「解体業は、未来をつくるために過去を丁寧に終わらせる仕事」と語る。単に建物を壊すだけではなく、建物に関わった多くの人の想いを受け継ぎ、安全管理・工程管理・廃材の分別・環境配慮など高い技術と責任が求められる総合職人技だという。一つひとつの作業が、新しい街づくりのスタートラインをつくる重要な仕事でもある。
解体の魅力は、達成感の大きさにある。長年そこにあった建物をチームで計画通りに安全に撤去し、更地になった土地を目にした瞬間、「自分たちの仕事が街の未来につながる」という誇りが湧く。技術を磨くほど成果が見えることも、職人としての喜びだ。
現場で欠かせないのはヘルメットや工具などの装備だけでなく、「仲間を思う気持ち」と「安全を最優先にする心」。経験や技術だけでは現場を守れず、声を掛け合い危険を見過ごさない意識、仲間を信じる心こそが職人としての必需品であり、次世代に受け継ぐべき匠の精神だという。
解体の仕事は楽ではない。重い道具、暑さ寒さ、危険との隣り合わせの現場は厳しい。しかしその分、無事故で終えた達成感やチームでやり切った経験は格別で、胸を張れる誇りある仕事だ。太さんは「誰もができる仕事ではないからこそ、やりがいは大きい」と語る。株式会社タイセイの職人たちは、今日も安全と誇りを胸に、街の未来をつくり続けている。

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