プロタイムズ(2025年3月号)

2025年4月「建築基準法改正」 不安をあおる業者に注意！

最近、「法改正前にリフォームを急げ！」といった広告を目にしませんか？ 実は2025年4月に建築基準法が改正されますが、焦って契約を進めるのは危険です。

何が変わるの？

今回の改正は建物の安全性や環境配慮の向上を目的としており、主なポイントは次の3つです。

1. 省エネ義務化
2. 4号特例の縮小（リフォームへの影響大）
3. 木造建築物の基準変更

特に**「4号特例の縮小」**により、大規模な修繕・模様替えや、家の骨組みに大きく手を加えるリフォームでは、建築確認申請や審査が必要となります。そのため、申請費用や手続きの時間が増える可能性があります。

リフォームを急ぐべき？

「損をしたくないから急ごう」と思ってしまいがちですが、ほとんどのリフォームは法改正の影響を受けません。 建築確認申請が必要なのは大規模な修繕や構造に関わる工事のみであり、それはかなりレアケース。

誠実な業者なら、法改正を理由にリフォームを急かすことはありません。法の拡大解釈で不安をあおる業者には要注意！契約を焦らず、しっかり内容を理解して冷静に判断しましょう。