DAITOTIME8,9月号(Vol.79):【野崎徳洲会病院】カルテ24

夏バテ予防にはビタミンB1

夏バテは高温多湿な日本の夏の暑さによる体調不良の総称です。湿度の高いこの時期は汗もかきづらく、体温調節がうまくいかず、必要以上にエネルギーを消耗してしまいます。さらに、自律神経が不調をきたし、胃腸の働きも弱くなります。そして、暑さを和らげるために冷たい飲み物をたくさん飲み、胃液が薄まり食欲も落ちてしまいます。そんな時、つるっと食べやすい素麺だけの食事になっていませんか。
主食の糖質ばかりを摂取しても、糖質を代謝するために必要なビタミンB1がないとエネルギーとして利用できません。またビタミンB1が不足すると、疲労物質である乳酸が体内に溜まってしまいます。そんな夏にオススメのメニューは豚キムチです。豚にはビタミンB1が豊富に含まれ、キムチに含まれるニンニクやニラはビタミンB1の吸収を高めてくれます。作り方はとても簡単。塩コショウで下味した豚肉をごま油で炒め、キムチを加え、醤油などで味を整えれば完成です。タマネギやネギにもニンニクと同じ効果がありますので、ボリュームアップにもオスメです。

病院名 野崎徳洲会病院
TEL 072-874-1641
ADDRESS 大東市谷川2-10-50