DAITOTIME12月号(Vol.72)：【野崎徳洲会病院】カルテ20　自分でできる感染予防

野崎徳洲会病院だより　自分でできる感染予防

感染症と聞くと皆さんはどんなイメージを持つのでしょうか。
皆さんも子供のころから「外から帰ったら手洗い・うがいをしなさい」「トイレから出たら手をしっかり洗う」と言われて育ったと思います。この何気ない日常の場面で親から教えられたことはとても重要なことだと病院で感染対策を担うようになって痛感しています。子供のころからの習慣で当たり前のように行っている手洗いがこれからの季節とても重要になってきます。冬季感染症のインフルエンザ、ＲＳウイルス、感染性腸炎などの予防には手洗い、うがいがとても効果的です。手洗いは、さっと水洗いではなく石けんを付けた手洗いを30 秒程度かけてしっかり洗いましょう。それと冬の時期は暖房で部屋を暖かくしていると思いますが、そのせいで部屋の中の空気が淀んでしまっています。寒いとは思いますが定期的に窓を開けるなどして空気の入れ替えをしましょう。後は、大衆の場に出る際は自分の体調を考え（のどの違和感、睡眠不足、食欲低下など）必要時にはマスクを着用することをお勧めします。