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DAITOTIME12月号(Vol.82):【小林建装】誰かの人生に関われる それが幸せ

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失敗なんて 存在しない 全てが経験

2003年  学びと葛藤の20代

やんちゃ盛りだった10代。飲食店に勤めながらいつかは飲食店を経営したいと秘かに思っていた。
数年後の20代。ある日、一級建築士の父親から、仕事を手伝ってみないかと声がかかり、昼は建設業、夜は飲食店を掛け持ちした。
「息子だからと甘やかしは一切なくほぼ無給の状態で働く日々が続いて、あまりのハードさに明日辞めてやる。明日こそ辞めてやると思ってそのままずるずる…」と笑いながら話すのは小林建装代表・小林雅美さん38歳。気づけば建設業一本で働いていた。
その後現場の人間の立場や、適正価格を知るためにも職人さんに弟子入りをし、工務店で働き始め、技術や内情を学び、知る。しかし会社員でいる限り社長の考えを通さなければならない。「もっとこうした方がいいんじゃないか」の提案ができない。「職人ができる事」への疑問と限界を感じ、成功も失敗も自分で経験したいと、周りの反対を押し切り独立を決意する。

2016年  「全部責任とります。」

独立をして初の営業先は何の伝手もない自宅兼店舗だった。
「僕は一級建築士で、何百件、何千件と工事をしているところの息子です」と言えば多分安心して簡単に請け負えたはず。しかし彼はありのままに全てをさらけ出した。「お宅が正真正銘初めての営業先です。経験はたくさんありますが、会社の実績も後ろ盾も何もありません。だけど技術と責任はあります‼だから僕を信用して任せてくれませんか?何かあれば僕が全部責任とりますんで‼」その心意気にご主人は「そこまで言うんやったらやってみぃ」と外壁塗装と防水を任せてくれた。
その一軒が形となり仕事ぶり、技術共に気に入ってくれたご主人の様子を見た時の喜びが心に焼き付いている。
がむしゃらに仕事をこなしているうちに仲間が集まり、スタッフが増え、口コミも広がり彼の現在地を築いた。
彼には「失敗」という概念がそもそも無い。10年間仕事を続けても芽が出なかった時、「こんな事やるんじゃなかった」と後悔を口に出したり思ったりした時が失敗になるのかもしれない。しかしその失敗さえも経験と捉えれば失っていないし、誰にも敗けていない。この世の中に失敗なんてことは存在しない。

20XX年 人参を追った先に辿り着く所へ

迷いなく話す彼に誰かの言葉を参考にしているのか尋ねると「今まで生きてきて誰かを参考にしたことは一度もない」と驚きの答えが返ってきた。自分は自分以外の誰でもない。自身で考え批判も教えも受け入れる。誰かの真似や比べるのではなく自分なりに成長していくのだと。最後に「馬の前の人参理論」を話してくれた。あまり遠く、大きな目標を立ててしまうと心が折れてしまうかもしれない。目の前の手が届きそうな事に向かって前だけを見て走れば辿り着く。
いつか自叙伝を出すのではないかと思うほど彼の話に引き込まれていた。常にチャレンジし続ける彼の今後が楽しみだ。

会社名小林建装
ADDRESS大東市新田本町2-33
TEL072-392-0518
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