DAITOTIME8,9月号(Vol.79):【同友会】同友会ってど~ゆ~会?28 Withコロナを生き残るために

新型コロナウイルスは同友会の会員の皆様にも大きな打撃を与えました。この困難の時期に、どのような議論が行われているのか。大東四條畷支部長の北尻正太さんにお話を伺いました。

発想転換のとき

会員の大半を占める製造業では「本物の景気悪化はこれからくる」と危機感を高めています。

支部の方針は雇用は何としても守る。そのため仮に売上ゼロでも1年間の固定費がまかなえるようコロナ特別貸付等で借り入れて準備をする。ただ、それも1年がリミット。周りの環境を理由にできるのは1年間。その1年間で考えて、生き残る策を探ろうと会員同士のグループ討論でも話し合っています。今までの事業を捨て新しい事業を始めるか、取引先を変えて今の事業を続けるか。「まさにパラダイムシフト、今までと同じことをやっていては、会社がなくなる」と北尻さん。コロナ後、新規産業で成功を収めている会員もいれば、設備投資を始めた事業所もあります。

「今後はAIが我々の生活に欠かせなくなり、それがコロナの影響でスピードアップした。当社でも本部で指示を出したらロボットが調理する時代が来るかもしれない」。北尻さんは大チャンスが来たと話します。「これまで借りれなかったお金が借りれた。温めてきたアイデアを形にしていきたい」と目を輝かせます。

非会員でも例会参加OK

同友会は今こそ築いてきた絆を強め、感度を高くアテナを広げ情報を共有していこうとしています。今後例会参加はズームでも対面でも選択できる予定。ズームのおかげで例会から遠のいていた会員の出席率が上がったといいます。一緒に例会に参加して生き残りのヒントをつかみませんか?

同友会では一人ひとりが主人公として知恵と経験を出し合い、本音で謙虚に学び合い、学んだことを自社に取り入れ、実践して、自社の経営力強化に役立てています。大東四條畷支部では毎月例会を行い各社の取り組みを報告・発表しています。
問 大阪府中小企業家同友会
事務局 06-6944-1251
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